かぶと湯温泉とは
大地震が生んだ奇跡の温泉
かぶと湯温泉は大正十二年関東大震災のときに、かぶとの形をした岩のふもとから湧き出しました。
その岩は田の中の畳二畳敷き位の大きさの岩で、この一帯の田んぼを村人達は「かぶと岩の田んぼ」と呼んでいました。それがかぶと湯温泉の名前の由来です。この温泉はとても優れた泉質であり、今現在もそのまま自然湧出したお湯を変わりなく使い続けています。
当温泉の特徴として、ボーリングは一切しておらず、機械動力による汲み上げも行わず、地表まで自噴した源泉を循環器等も使用せず、そのまま浴槽から上がり湯まで掛け流し使用しています。このような形態の温泉供給は今の時代とても貴重です。
一般的には熱いものが温泉と思われていますが、温泉法の概念では「25度以上のもの、もしくは一定の成分(19項目のうちどれか)を有するもの」を言い、当温泉はこの内2成分(メタケイ酸・メタホウ酸)の含有量が規定値以上で温泉法の温泉に当たります。
私どもが思うには、25度以上の温度だけで認定を受けたものよりも、この優れた成分の源泉を、入浴適温にしてお入りいただく方が、より快適に心身ともに健康的と考えます。
是非、このまったりとした肌にまとわりつくような感触を、お楽しみ下さい。
※ かぶと湯温泉は、独自の源泉です。近隣の温泉地とも異なります。詳しくは、 当旅館掲示の温泉分析書をご参照下さい。そして入浴をしてお確かめ下さい。